私の勤める会社では、月1回産業医の先生が来社されて、希望者は面談を受けることができます。
相談内容はなんでもいいのですが、相談予約を入たことが分かるとちょっと特異な目でみられることも。
この頃、私は転院をし、以前より通院回数が増えること、通院日が自分の都合では変えられないことなどに不安を感じていました。
不妊治療と仕事との両立について、悩んでいることを相談できたらと面談を受けることにしました。
産業医の先生は50代くらいの女性の先生で、とても話しやすい方でした。
まず、不妊治療のため、頻繁に遅刻・早退やお休みをとらなくてはならず、
仕事との両立に悩んでいること、
頻繁に休むことに後ろめたさを感じることを話しました。
すると、上司やまわりの人たちは不妊治療をしていることを知っているのかと聞かれ、
上司と同じ部署の人には伝えていて、理解してくれて、応援してくれています、
幸い、上司とチームメイトに恵まれていますと伝えました。
すると、それなら問題ないじゃないと、
仕事を休むことに対して遠慮や気遣いはしなくていいし、
次世代の税金を納める子供たちを増やすのはみんなのため。
後ろめたく思う必要はないと言われました。
(なんとも割り切った理由!)
また、医学的な根拠はまったくないのだけど、と
新しいことを始めたらいい
とのアドバイス。
何か趣味はないのと聞かれて、口ごもる私に、
楽器を始めたり、なにかものづくりをしたり、なんでもいいのよと。
それから…
ペットを飼うのもいい
→ストレス軽減。癒されて血流がよくなる。
不妊治療だけに専念しない方がいい
→仕事と治療の両立でストレスだからと、治療のために仕事を辞めていった人が、必ずしもいい結果になってるとは言えないから。
とアドバイスを受けました。
確かに40代になると確率は低いけれど、
その中に入ればいいのだからとも言われました。
ごめんなさいね、なんだか雑談みたいになってしまって。こんなお話で良かったかしらと産業医の先生。
不妊治療の悩みはなかなか人に話す機会がないもの。
ただ、だれかに聞いてもらいたかったのかもしれません。
なんだか、
小さいころ悩みごとを保健室の先生に相談してるような気分になりました。
少しでもストレスフリーになったほうが妊娠に近づけるのでは?
と考え、いちど退職を決心したものの、
もう少し仕事と治療の両立を続けてみようかなという気になりました。
きっと、なんとかなるはず。
また以前、ALCの説明会で紹介された本を読んでみました。
当時は、不妊治療をはじめようとする人に紹介するものでもないように思いましたが、
もやもやしていたものがクリアになり、気分がラクになったのでこちらで紹介します。
今までちょっと頑張りすぎてたかな、と思って、
もう一度、少し肩の力を抜いて、治療にのぞみたいと思います。