前回のブログのつづきになります。
子宮外妊娠の可能性が大きくなった私は、緊急入院することに。
説明では、子宮外妊娠を起こしていると思われる右の卵管を切除する手術が必要とのこと。
開腹手術と腹腔鏡手術と方法は2つがありましてと、おなかの絵を書いて、切る位置や大きさを説明してくれる先生。
トントン話が進むのについていけない私。
なにか悪い夢でも見ているの??
左の卵管は残るので、今後自然妊娠が不可能になるわけではないと説明を受けるものの、2つあるものが1つになるわけなので、もちろん影響がないわけはなくて…。
さらに、お腹を切ることに恐怖もあり…。
ただ、現時点では、妊娠反応が弱い(HCGの値が低い)ので、手術はもう少し様子見ることに。
それから毎日採血しHCGの値を調べ、エコーで経過を観察しました。
皮肉にも、自然に流産となることを願う日々。
そして入院から4日目、
幸運なことにもHCGの値が200まで下がり、緊急性がなくなったとの判断で手術はなしになりました。
よかった、、、
母はこのことを誰にも言わないからと言ってましたが、父だけには話したようで、その後、お見舞いに来てくれた父の言葉が忘れられません。
「誠意がない。順番が違うじゃないか。」
父にとって私はいつまでも大事な子どもなんだとありがたく思う反面、
お父さん、私もう40歳間近なのよ、そんなこと言ってられる年じゃないのよと思ったり…。
でも、この時もし無事に赤ちゃんが生まれてくれていたら、こんなに幸せな授かり婚はなかったと思います。
この頃の私は、これから不妊治療に苦しむなんて思ってもおらず、幸運にも卵管を切除しないですんだこと、付き合いはじめてすぐ妊娠反応が出たことなどから、次のチャンスは近いうちにやってきてくれるとも思ってました。
でも、そんなチャンスは一向に訪れず、
この後1年もしないうちに不妊治療をはじめることになるのです。
この時、いろいろ相談していた医師の友人からは
「妊娠できる体、と分かっただけでも素晴らしい!」
と励まされました。
けれど、やっぱり現実はそんなに甘くなかった。
いまさらながら40歳過ぎての妊娠の難しさをひしひしと痛感してます。