私はいちど自然妊娠した経験があります。
残念ながら出産にはいたりませんでしたが。。
それは、今のダンナさんと付き合いはじめて3ヶ月ほどたった、結婚する前のことでした。
やたら眠いなと感じることが多く、いつも定期的にくる生理が遅れて、もしかしてと妊娠検査薬で確認したところ、うっすらと線が出て、まさかの陽性反応。
それを彼に伝えるととても喜んでくれて・・・
いてもたってもいられなかったのですが、
ネットで調べてみると、病院には妊娠5、6週目になってから行くようにと書かれていたので、もうしばらく様子をみることに。
それから2、3日後、通勤時に下腹の痛みとともに出血した感覚があり、あわててトイレに行って確認すると、真っ赤な鮮血が。
私のあたまの中は真っ白に。
どうしよう・・・。
出血は一時的なもので止まってはいたものの、気分が悪いのでと上司に話し、会社の更衣室に置いてあるベットで休むことに。
私は子宮筋腫持ちなので定期的に通っている婦人科クリニックがあります。
そこで診てもらおうと電話をして状況を話すと・・・
本日は患者さんが多く、うちでは診ることができません、○○病院なら待つとは思いますが予約なしで診てもらえると思うので、緊急の場合はそちらに、と言われたのです。
都内の婦人科はどこも混んでいる状況なのは分かってはいたけれど、
まさか、こんな状況で断られるなんて。
困った私は、以前、区の健診でお世話になった婦人科クリニックにも電話をしてみることにしました。
やはり今日の診療は難しいとの話で、でもなんとかお願いできないかと伝えると、昼休み中に診てもらえるとのこと。
捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこのこと。
婦人科クリニックに行って、血液検査と内診を行ったところ、
妊娠反応はあるものの、周期が早すぎて赤ちゃんの確認はできず、また、正常妊娠の可能性は低く、流産、もしくは子宮外妊娠の可能性もあると言われました。
その3日後にも再びクリニックに行くものの、赤ちゃんの確認はできず、妊娠反応も弱いとのこと。
そして、さらに1週間後にクリニックに行くと…
エコーで右の卵管部分に黒い影が見つかり、子宮外妊娠の可能性が高いとのお話。
紹介状を書くので、この後すぐに総合病院に行って、精密検査を受けてくださいとのこと。
そんな、、ほんとに子宮外妊娠なの？？
子宮外妊娠とは、受精卵が卵管など子宮内膜以外に着床すること。
妊娠継続は不可能なうえ、子宮外妊娠をしている部位が破裂するとお腹の中で大出血をおこし、命を落とす危険性があるのです。
言われたとおり、すぐ総合病院へ。
クリニックの先生が電話もしてくださっており、スムーズに診察がすすみました。
超音波検査の結果、やはり、子宮外妊娠の可能性が高いとのこと。
そして、卵管が破裂して出血を起こすと危険なので、このまま入院になりますと言われました。
えっ？？？
荷物を取りに一度家に帰るのもダメですと言われ、困り果てるわたし。
相手の方や、家族の方は知っていますか、ご都合が悪ければお話しなくても大丈夫ですが、と先生に言われたものの、入院準備もなにもしていないので、最低限の荷物は持ってきてもらわないと・・・
まず、彼に電話をし母に話すことを伝え、その後、母に電話。
付き合っている人がいることを話してはいたものの、妊娠したことは話しておらず、驚く母でしたが、すぐに病院に駆け付けてくれました。
その後、彼も病院に来てくれて、これが母と彼の初対面。
言うまでもなく、
彼に対する母の第一印象はひどいものでした。
「まさかこんなところでお会いするとは」
いまでもこの言葉はダンナさんの記憶に強く残っているようです。
ちょっと長くなったので、この後の経過は次のブログで書きたいと思います。
