MRIを撮った翌日、データを受け取ってその足でNAC へ向かいました。
10時50分に受付し、間もなく診察室に呼ばれて…
O先生は30分以上も時間をかけて丁寧に説明してくださいました。
画像データの入ったCDを直接手渡し、先生自らパソコンに挿入。
するとたくさんの画像がモニターにうつしだされ、それらの画像を見ても子宮を完全に圧迫しているとの見解。
子宮筋腫があると、着床を妨げるだけでなく、妊娠しても早産、流産、脳性麻痺のリスクが高くなること。
筋腫の手術をすると、子宮破裂を起こす危険があるため術後半年くらい移植できないし、手術までも1、2ヶ月かかるので、1年近くタイムロスが生じること。
ただ、すぐ手術できるような病院は、あまり信用できないしやめた方がいいとも言われました。
なお、移植は閉経してもできるけれど(出産リスクを考えると44歳くらいまでが望ましい)、採卵はできるだけ若いときにしたほうがいいので、手術の前に採卵して、胚盤胞が凍結できたら手術にすすみましょうと。
私がもし30代前半だったならば、その必要はないかもしれませんが、現在42歳という年齢を考えると、1年近いタイムロスは大きすぎるのでしょう。。
そして、私が気にかかったのは、NACの貯卵の考え方について。
NACで認められている貯卵の数は最大2個。
筋腫の手術までして、移植チャンスは2回しかないというのは、かなり心細い。
そして、ダメだったときに再度採卵をするというのは、低いAMHの値からみても、また、年齢的にも現実的ではないのです。
先生によると、NAC の凍結基準は厳しく、6割は妊娠反応が出るから少なくていいとのことなのですが…。
ただし染色体異常の可能性はありますとも言われました。
そして、2個以上を希望されるならば寺本先生と相談してくださいとのこと。
これは、ハードルが高そう…。
理事長先生を説得する自信は正直ないです。。
それから話は出生前診断に及びました。
(ちなみにNACでは出生前診断は行っていません)
出生前診断は卵に異常がない人には(卵を傷つけることになるので)リスクがあるし、胎盤になる細胞の一部を採取して検査するので、その他の細胞に異常がある可能性があり、正確なものではないと。
そして最後に、
この筋腫があっても1、2回は移植してみてもいいけれど、それでダメなら手術すべきと。
35歳くらいなら120%手術をすすめるとも言われました。
なんと…
すでに6回も移植してきた私には、受け止め難い診断結果。
今までの治療は無駄だったの?
いや、治療したからこそ、この筋腫をとるという選択肢が生まれたと考えたい。
おわりに、
どなたかの参考になればとMRIの画像をのせようかと思いまいましたが、ちょっとグロテスクなので…
へたっぴですが絵に書いてみました。
身体の横から見た絵になります。
筋腫が子宮を押しつぶし、さらに子宮が後屈している状態です。