先日、結婚式をしてからちょうど1年がたち、ホテルの宿泊招待がありました。
日常とははなれた空間に身を置き、ステキなお部屋に泊まり、美味しいモーニングビュッフェをいただき、とっても贅沢な時間でした。
そして1年間を振り返るいい機会に。
40歳での結婚。
結婚式なんて恥ずかしい…
ましてや純白のウェディング ドレスなんて…
お金もかかるし…
と躊躇したのは事実。
でも、ダンナさんに女性は一度くらいウェディング ドレスを着るべきだと、少しでも結婚式をやりたい気持ちがあるならやるべきと背中を押してもらい、結婚式をすることに。
ドレスの試着を繰り返しても、やっぱりこういうのは若い子が着るものだ、、とテンションはいまいち上がりませんでした。
でも、結婚式をしてみて、結果的にはとっても良かったです。
私にとってかけがえのない時間と経験になり、
また、両親がほんとに喜んでくれました。
少しくらい親孝行ができたように思います。
ただ…
結婚式の準備をしながら、不妊治療の真っ最中でした。
結婚式の翌日は、余韻にひたることもなく、通院でした。
40歳の結婚は、いろんなことを同時並行してすすめなくてはなりません。
夫婦2人の時間をしばらく楽しむなんて言ってられません。
結婚して早々に不妊治療をはじめたのもあって、事前に予定を立てるのが難しく(いつ通院になるか分からないから)、いまだに新婚旅行も行けてません。
ハネムーンベイビーなんて、夢のまた夢。
やっぱり、
ほんとできることなら、
もっと若い時に結婚するべきだと思います。
でも、30歳、とくに35歳を超えての婚活は、ほんとにしんどくてうまくいかなくて、何度イヤになったか分かりません。
結婚したくても、結婚できない。
歳を重ねて気持ちは焦るばかり。
さらに、結婚に焦る女性に男性は引いていくという、悪循環を生み出します。
女性活躍社会でキャリア女性が増えてる今、多様な生き方が認められていいはずなのに、40近くになって結婚してないなんて、何か問題があるんじゃないかと、そんな世間の目で見られることがあるのも事実。
結婚が全てではない、子供を持つことが全てではないけれど、まだまだ独身女性や子供を持たない女性には生きにくい日本社会。
努力してもうまくいかないことはあります。
自分の思った通りにいかないこと、どうしようもないことも。
10代、20代の頃の私は、まさか自分が体外受精をするなんて考えてもいませんでした。
きっと今不妊治療をされてる方のほとんどが、まさか自分がと思っているのではないでしょうか。
婚活で苦しんだ後に、やっと結婚。
今度は不妊治療の苦しみが待っていました。
昨日の合コンでいい人がいなかったと出席男性のダメなところばかり話す会社の後輩ちゃんに、
気持ちは分からなくもないけれど、そんなこと言ってられなくなるからと、お節介を言いたくなるのでした。