まったなし!?40歳からの不妊治療

40歳で結婚し半年後より不妊治療開始。低AMH、筋腫持ち。4回の移植が陰性となり、現在二つめの病院にて治療中。

私がNACに転院を決めたワケ

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欧米では不妊治療の主流である刺激周期治療。

私の通っていた浅田レディースクリニック(ALC)はこの治療方法をとっていますが、日本では(私の感覚ですがとくに東京は)自然周期治療を行うクリニックに通われている方のほうが多いように思います。

 

ナチュラルアートクリニック日本橋(NAC)の説明会でのお話によると、欧米流の刺激周期治療は日本では合わないと言っていました。

 

その理由は・・・

欧米で不妊治療を受けるのは30代までが多く、日本のように40歳を超えて治療する人は少ない。なお、40歳にもなると卵子提供や養子を迎えるという手段をとるのが一般的。

 

その一方で、日本では養子を迎えることも、卵子提供を受けることも非現実的。

なので、40歳近く、さらには40歳を超えても不妊治療をする人が多くなっている。

 

欧米と日本では状況が違うので、欧米流の治療方法を日本で行っても成果が出にくいとのことでした。

 

なので、40歳を超えていてAMHも低い私には、欧米流の刺激周期より、薬を極力使わない自然周期の方が合うのではと考えたのです。

 

なお、説明会では1000円でAMH値を調べることができ、この時のAMHは半年前の0.4から更に0.2まで下がってました。

 

なんと。

どこまで下がるのでしょう、私のAMH…。

 

ただNACの説明会では、HMGやHCG注射に否定的でちょっと過激すぎるかなと思う表現もあって、

すでにそれらの注射をしてきた私にとっては、今までの治療を否定された気分になるとともに、不安になりました。

 

ALCでは、HMG、HCGを使うと卵子が悪くなる、染色体異常が多くなる等の中傷はデマですとまで言っていました。

それは、妊娠中は体全体が高濃度のHCG漬けになるのに、妊娠後に卵子は悪くならないから。

また、あくまでも使われずにしぼんでしまう卵子を成熟させるために使うものであるとのお話で、年齢が高い人にも成熟卵を取るために刺激は重要だと強調していたのです。

 

それに対し、NACでは、高刺激(HMGやHCGを使う治療)は、卵子を一気にさらうと、「底引き網」漁業に例えていました。

また、HMG注射でFSH(卵胞刺激ホルモン)の値を高めることは、閉経を早める危険性があるとも言っていました。

 

病院によって言ってることが相反するのが不妊治療の現実。

 

どちらが正しいのかは私には判断つかないけれど、両方の治療を受けてみて、あらためてどちらが自分に合っているのか考えようと思ったのです。

 

とはいっても、このときすでに41歳。

残された時間は少ないので、もしNACで治療を受けて成果が良くない場合は、半年以内にALCに戻ることも考えていました。

 

ただ、ALCで治療をして、通常25日だった生理周期が、薬でコントロールされるためか40日にもなったときがあり、出血量も多くなる傾向にありました。

大きな副作用はないものの、少しムカムカと気持ち悪いなと感じることは時々ありました。

薬の内服や注射によって、身体に負担がかかってるのかも…と感じたのは事実です。

 

そして、説明会に一緒に来るのをちょっと面倒くさがっていたダンナさんが、

2時間にもわたるお話を真剣に聞いていて、またその内容が、理論的で納得できるものだったとのことで、

NACに好印象だったのも転院する決め手になりました。

(ダンナさんはALCの説明会には参加していないので、比較は難しかったとは思いますが・・・)

 

まわりのアドバイスから考えはじめた転院。

そのうえで自分でいろいろと調べて納得して決めました。

転院してよかったと言えるといいなと思います。