体外受精にすすむとなると、どうしても通院回数が多くなり、
会社に適当なウソをついて休むのはさすがに難しいとの思いから、
直属の男性上司には事情を話すことにしました。
私の勤めている会社はどちらかというと男性社会。
世の中の流れにのって、だいぶ変わってきたものの、
いまだに女性は結婚とともに寿退社する人が多いのが現状です。
そんな中、「不妊治療のため会社を休みたい」ということが受け入れられるのか…。
ちょっと言いにくいことなんですが…と
不妊治療をしていること、
今後は通院回数が増え、遅刻や早退、お休みが多くなることを伝えました。
なんと、その上司の奥様も子宮内膜症で不妊治療をされていたとのことで、
とても理解がありました。
プライベートなことなのでここだけの話にしようとは思うけれど、
チーム内では協力していかなくてはならないので、
必要最低限は伝えて問題ないかとの話でした。
チームといっても私のほかには後輩の女の子と同い年の男性がいるくらいなので、
問題ありませんと伝えました。
言い出すまでは不安でいっぱいでしたが、
ちゃんと伝えてよかった。
あとは、できる範囲でみなさんに迷惑をかけないようにしなくては。
でも、事情を伝えたとは言うものの、
仕事を休むのにはやっぱり気を使います。
浅田レディースクリニックの説明会では、
「仕事を辞める必要はありません」と言っていました。
(通院回数は採卵周期で月6〜7回、移植周期で月3回程度でそこまで多くはないからということ)
でも、仕事と不妊治療の両立は、精神的にはどうしても負担になるし、そこまで多くない通院回数とは言っても、それなりの回数です…。
できることなら仕事を辞めてゆったりした気持ちで治療に専念したいけれど、
治療には膨大なお金がかかるので、稼がなくてはならない。
国の助成金制度は、一部の負担軽減にしかならないし、40歳を過ぎでの治療開始は更に少なくなります。
なんとも、、ジレンマに陥っていくのです。